高卒の俺が・・・

高卒の俺が何とか色々もがいて生きたそんな証を此処に記す

高卒が海をナメていた件

皆さんこんにちは。

 

暑くなってきましたね、それはつまり夏です。

 

夏といえば何でしょう。

 

色々ありますね、スイカも大好きです!

 

 

でもやっぱり夏と言えば海でしょうね、ええ海でしょう!

 

 

 

はい、ただはっきり言って私は海が嫌いです。

 

だって怖いんだもん。

 

かつて二十年ほど前でしょうか、日本海で波に飲まれましてね。

波が高いんですよ、本当。

 

それから私千葉の方に住んで今の嫁と結婚したわけなんですけど。

 

 

相変わらず海は嫌いでした。

 

 

ただねぇ、やっぱり千葉県民の方は海がやたら好きなんですよ。

 

だからやたら連れて行かされます。

 

もう、本当嫌なんですけど

それでも幕張とか、稲毛とか、あの辺で段々海も怖くなくなってきてね。

 

だって日本海に比べて殆ど波がない。

 

こんなんなら泳いで余裕だなと。

 

そして子供が小さい事もあって、オムツが外れていないとプールに行けないので

 

 

海。

 

 

行かざるを得ないのですね。

 

 

そんなこんなで茨城、九十九里、白子、勝浦まで行く羽目になったのです。

 

ただ、そんなうちに海にも普通に入れるようになりましてね。

 

山育ちなので相変わらず下の見えないあの感じが嫌なんですけど。

 

それでもまあ、楽しんで飛び込んで行くようになったのですよ!

海っ子の嫁に怖くないの?とまで言われるほどガンガン波に突っ込んで行くぐらいに。

 

 

だって日本海に比べたら小波ですもん。

 

 

そんでまぁ、いつもならライフセーバーがいるんで浅瀬なんですが。

 

今回は嫁の以降でプライベートビーチ的な場所に行ったんですねええ。

 

ライフセーバーもいないし、なんだか自由な感じ。

少し岩場も多いんですが、まあ楽しんでました。

 

ボディーボードとかあったらもっと楽しいんだろぉなぁとか。

ただ浮き輪は買っていたので、仕方なくそれで波乗りしたらこれが意外と楽しいんです〜

 

 

ええ、で、偉そうに浮き輪にハマりながら岸辺で眺める嫁と子供を他所に調子こいてプカプカザブーンとやってたんすよ。

 

 

あのね、ここから怖いの。

 

 

何かね、気付いたらね、周りが海だらけなの。

 

そんで周りに泳いでる人も、波乗りしてる人も、誰もいねぇ。

 

気付いたら岸辺の嫁が遠い。

 

 

すぐ察知した。

 

何かヤバイんじゃ、と。

 

 

今のうちに岸辺に向おう、そう決めた。

自信があった。

本気でクロールすれば何とかなるって。

 

 

甘かった。

 

全く進まねぇ!!

 

 

足も当然付くわけがない。

 

 

正直焦った。

 

 

まじかよ、俺、流されんの?一人で?

 

そっからマジで焦った。

 

嫁が恋しくなった。

 

 

でも全力で泳いでるのに、正直進んでる気が全くしない。

 

浮き輪だ、浮き輪に持って行かれる。

 

そう思った俺は買ったばかりだった浮き輪を捨てた。

 

 

命には変えられない。

 

そう思って、そこから全力で泳いだ。

でも泳いでるのに海水は飲みまくり、全然進まねぇ。

 

怖くなって嫁に手を振った。

ライフセーバーを呼んでくれと、そんな意味で。

 

ただ、泳いでも進まず、海水を飲むばかり。

これが溺れるって事かと気付いた時、少し冷静になって自分に必死で言い聞かせてた。

 

 

大丈夫、焦るな、これ以上海水を飲んだら余計に危ない。

 

 

落ち着いて。

 

気付けば手放した浮き輪は視界から消え、それでも泳ぎ。

 

 

そしてそんな最中、微かに足先に砂が触れた。

 

その砂を必死で、足先で掴み、泳ぎ、数メートル先に岩場が見えた。

 

 

唯一の希望。

近くて遠い、でも命綱。

 

あの岩場に掴まれば何とか戻れる算段が立てられる。

 

 そう思った俺は

必死だった。

 

でも不思議とそこからは一瞬の出来事。

 

遠かった筈の岩場が目の前に現れ、そこから一気に岸辺へ流され、気づけば近づく嫁に精一杯強がりながら、ムリムリと手を振りながら俺はこう言った。

 

 

「溺れた」

 

 

嫁は何故か俺が捨てた筈の浮き輪を持って笑っていた。

 

 

 

そして俺は膝から血を流していた。

 

 

 

 

 

その後の話で嫁から聞いたのだが、どうやら岩場に激突したらしい。

 

その上嫁は俺の全力のクロールを溺れている、ダサ!と思ったらしい。

でも運動神経がいいから大丈夫だろうと。

 

俺が手を振っていたのも余裕のものだと思ったと。

 

 

正直呆れ返ったが、それよりも生きて戻れたこと、嫁にまた会えた事にありがたいと思えてしまった。

 

 

少しでも命を危険に晒すとこうも気持ちが変わるのは不思議であるが、

 

 

それより何より肉離れが痛かった。

 

 

 

 

さて、

海には離岸流と言うものがある。

みおとか、リップカレントなんて言う。

 

岸から沖へと流れる強い引き潮の事だ。

 

この流れはオリンピックの競泳選手より早い。

サーファーはこれを使って沖に出るが、素人サーファーなんかはこれで結構戻れなくなる人がいると知った。

 

 

そんなものに真っ向から泳いでも戻れる訳がなかったのだ。

 

 

対策としてはその流れから外れる事。

 

直角に、横へ泳ぐ。

 

すると不思議と波に乗って岸へと戻れるのだ。

 

 

あとね、浮き輪とかは離しちゃダメ。

 

 

 流されるのは怖いけど、浮き輪無しで泳ぐと確実に数分で体力を奪われる。

俺はたまたま、本当にたまたま斜め45度方向に泳いでいたらしく離岸流から外れられた。

 

でも全く進まない恐怖はまだ覚えている。

 

あと少し、進まないまま泳いでいたらギブだった。

 

 

低学歴は強がって奥に行きたがる。

分かるよ、周りにすげって思われたいよね?

 

でもダメ。

誰も凄いなんて思わないしさ。

 

死んだら居なかった人になるだけです。

 

 

これから海に行く機会が増える。

 

 

低学歴、若き男子、和彫り男子、タトゥー男子よ。

注意しよう!!

 

もしくは行ってみるのもいいかもしれない。

 

 

一か八か。

 

 

一度は一人岸から遠ざかる寂しさを感じ、自然の大いなる力に立ち向かうのもいい。

 

 

ただ溺れる覚悟はしておいた方がいい。

 

 

俺も怖いけど、また海には行くだろう。

何故なら嫁の意見は絶対だからだ。

 

だから今必死で海を研究しながら恐怖を克服しようとしている。

 

 

 

ただ、やっぱりプールがいいなぁ。