高卒の俺が・・・

高卒の俺が何とか色々もがいて生きたそんな証を此処に記す

とりあえず会社辞めてみた件

会社を辞める人間は一体、日に何百人いるだろうか。

 

喧嘩した、給料が安い、人間関係、仕事が理想と違う、パワハラ、いじめ、セクハラ、ノルマ、残業。

 

「それでも誰かのために続ける」が、大人だろうか?

ならば独り身なら好きにやめていい自由があると言うのだろうか?

所帯持ちはその自由がないというのだろうか?

 

そうして結婚へのメリットが減り、少子化になり、人口減少となり、日本が例えば中国の植民地になった時に何と言い訳するつもりだろうか?

誰かのせいにするのだろう。

 

何か違わないだろうか。

特に日本人における大人の定義が私には理解できない。

 

まさかそんな理由をおっ立てて会社を辞めてくる人間もいないだろう。

 

 

「会社を辞めます。社内規則に則って今から14日後に、有休を消化するので、つまり今から退職します、お世話になりました」

 

こんなセリフを唐突に吐かれ、いったい誰がまともに対応できるだろうか。

こんな疑問と考えを抱えていることなど誰も知らず、いつも高卒なりの笑いで世渡りしてきた人間だ。

冗談だと思われるだろう。

 

ポカーンとした上司をしり目に、私は独自で手に入れた退職届用フォーマットに

理由を書くことなど世間で許されていない、決まりきった文言「一身上の都合により退社」の書かれた退職届を未決済箱にいれた。

 

自分のものは既にかたずけている。

机も実はもう片付け済み。

制服も洗濯してロッカーへ。

今着ているものはごみ箱行き。

社章とカードを机に置き、あとは保険証を送り付けて終了だ。

 

冗談だと思われている間に、皆がポカーンとしている間に、

私はさっそうと事務所を後にし、10秒で着替え、会社の門を出た。

 

電話には当然出ない。

これは会社の電話ではないのだから出る必要はない。

 

終わった。

こんなにもあっさりと。

 

どうあっても、会社にいるときは必死であった人間関係も

社内と縁が切れればただの道行く交通人だ。

 

なぜこんな無駄な人間関係に疲労し、自由を我慢し、それにより更なる破綻を招いていたのか。

 

それはただ一つ、月たかだかの20数万のため。

たった20万を必死で、守り、胃を痛くしても、吐き気がしても、泣きたくなっても、心を傷付けられても、夫婦仲を悪くさせられても、月にもらえる20マンの為に。

 

私は何をしていたのだろう。

 

まるで長い催眠から目覚めたようだった。

 

よくある話だ。

これが絶対と理解していたのに、それはただの幻想だったという話。

 

昔国民は戦争することが正しいと本気で思っていた。

だから竹やりで訓練していた。そう教えられたから、小さい頃から。

だからそれが正しく、当たり前の常識だった。

 

今そう思う人間がどれだけいるだろうか?

 

ただの催眠なのだ。

 

ほとんどだれも気付いていない集団催眠を、私たちは恐らく国に仕込まれている。

 

私は気づいた。

そしておそらく同じくして会社を辞めた人間も、独立した人間も

 

たった20マンの為になぜ生まれてきた意味すらなく、ただ生き、ただ死んでいくのだろうか、国が仕込んだ常識のために。

まさに愚の骨頂とはこの事だった。

 

これが誰かに伝わることはないのかもしれない。

集団催眠なのだから当然だ。

 

だが、私は抜け出したいと思う。

 

その困難をコウソツらしく

綴りたい。